miniITX
EX1000EGの内蔵オーディオよりサウンドカードの方が音が良さそうとのことで、既製品ではなくコストパフォーマンスの良いオーディオPCを組み上げることにしました。
まずは、PCIカードが挿せるケースを用意します。
miniITX用ケースは種類があると思っていましたがそんなには多くありませんでした。
熱の心配やPCIカードが挿せるなど条件で決定したのが、Travla C137 Black 120Wです。
CD-ROMを内蔵する予定がないのでスロットが見えているのが不満ですが、割とかっこよくありませんか。
ACアダプタですが電源付きです。
蓋を開けた内部はこんなんです。
PCIカードを付けた時にマザーボードの上ではなく隣に来るのが良いですね。
miniITXのマザーボードには、EX1000EGではなく、CPUにIntel AtomかVIA Nanoを使った性能アップしたものを計画しています。
暫くは、DNRH-001に入っていたPD1000を使って組み込んでみました。
アルミケースということで購入しましたが、フロントパネルだけがアルミで、他は鉄板でした。
仕方ないので、いつものようにアルミ箔と銅箔を貼り付けました。
ケースに付属していたなんとも情けないインシュレータです。
もう少しまともなインシュレータを購入したいと思います。
感想その一
ケースの不満な点が色々と見つかりました。
−ACアダプタはしっかりしたものですが、小さな冷却ファンが回っていて少し気になります。
−ケースの中のDCDCコンバータから高周波な音が出ており少し五月蠅いです。
−ケースがアルミではなく鉄板でした。これで2万円は高いと思いますが電源付きだと妥当なのかしら。
−ケースファンが五月蠅い。DCDCコンバータの発熱は少ないのでファンレスでも大丈夫でしょう。
−インシュレータが情けない。
次はサウンドカードの出番です。明日には届くようですが、購入したのは、Prodigy7.1XTです。
きめ手は、同軸デジタル出力とASIO2.0対応です
いつものように銅箔を貼り付けました。
取り合えずは、ケースに収めてみましょう。
ケースに付いて来たライザカードと延長コネクタ経由が不格好ですね。
サウンドカードが来てもPD1000マザーボードを使っての評価はあまりやりたくないので、急いでマザーボードも購入したいと思います。
AtomやNanoの性能が思ったほどは速くない(C7 1GHzの2倍まではいかない)ので、Intel Core2Duoのノート用CPUを使ったものを検討中です。
CPUファンが必須なのとCPU込みの値段が5万円オーバーするのが問題なのですがどうしましょうか。
結局、Intel D201GLY2Aに決定。5万円以上も出費するのはコストパフォーマンスに反するので、C7 1GHzより数倍は速そうなCeleron220 1.2GHzの載った格安ボード(13,480円)にしました。
CPUファンが付いているのと、DVI出力がないのが痛い。
CPUクーラーの背が高い(46mm)ので、ケースに収まるのか少し気になるところ(購入手続き済なので手遅れ)。
D201GLY2Aが本日届きました。
早速、PD1000と入れ替えました。
USBポートが二個しかなかったので、手持ちのUSBコネクタを追加しました。
メモリも手持ちのDDR2 1GBを使いました。
バックパネルは銅箔で裏打ちした添付品を使っています。何の刻印もないのはバルク品だったからでしょうか。
内蔵CD-ROM用金具は、熱対策も兼ねて外すことにしました。
HDDはサウンドカードに隠れて見えませんが、2.5インチのSATA 120GBにしてあります。
電源を入れての感想ですが、CPUクーラーは高速回転していますが、思ったほどは五月蠅くはなく熱くもなりませんでした。でも、となりのチップフィンはあっちちです。
性能としては、C7 1GHzよりきびきびしている感じです。その内に比較ベンチを取ってみましょう。
サウンドカードがこんなに熱くなるとは知りませんでした。長時間運転は危険です。
ケースのDDコンバータも熱を出すので、ケースファンを回すことにしました。
というわけで、ファンレスの夢が破れましたが、一般のPCと比べると静かな方ですね。
オーディオラックに押し込めておけば気にならないでしょう。でももっと静かなファンを探すかな。
Windows XPをインストールして、Frieve AudioでASIO出力を指定して音を聞いてみました。
仕事場なのでイヤホンでの視聴でしたが、ちゃんとした音がしますね。
今まではアナログ出力はいい音を経験したことがなかったのですが、これもありかなって感じです。
iTunesでも聴いてみましたが、Frieve Audioの圧勝でした。
明日はオーディオルームでLHH800Rと対決です。
ということで、腰痛のために短時間ですが、試聴してきました。
PCの方が高音までよく出ますがちょっと硬めなのか疲れます。
全体的には悪くはありませんが、ライントランスを挟むと良くなりそうです。
LHH800Rはやっぱり良いですね。まろやかですが雰囲気まで聞かせてくれます。
PCのアナログ出力だとLHH800Rには敵いませんでした。
最後に「Waltz For Debby」をPC出力で聴きましたが、ベースやドラムが迫力ある演奏で楽しめました。
オーディオルームではファンノイズが気になってしまいますね。できれば静音ファンに交換したいです。
今回はコストパフォーマンスの良いPCを組み上げましたが、結論としては、
DNRH-001で十分です。というか、DNRH-001に匹敵するPCを組み上げるのは難しいと思います。
DNRH-001で優れているのは、
まず電源です。熱をケースに逃がす設計になっているので熱くなりますが、
風当たりのよい場所に置けば問題ありませんし、ファン無しでノイズも出ません。
ACアダプタを使ったDDコンバータを今回経験しましたが、コア部辺りから出る高周波な音は気になります。
ケースもコンパクトにしっかりとした作りでデザインも良いです。
マザーボードも値段を考えるとそんなに性能の悪いものでもなく、音楽再生なら問題ありません。
やなさんPCとして改造を加えた、
インシュレータの追加。排熱と振動対策としては必須。
電源スイッチのフロントパネルへの追加。必要かは人ぞれぞれですね。
2.5インチHDDへの交換。USB外付けHDDでも良いですが、静かになるのでお勧めです。
サウンドカードの追加。これも必須でしょう。
皆さん、DNRH-001をベースにしたPCオーディオを作成しましょう。
電源部分の高周波のような音の発生元が判りました。
写真の中央部で白くなっている部品です。白くなっているのはボンドでデッドニングしようとしたためです。
この部品はコイルみたいですが、キィーーンとモータのような甲高い音を発します。
対処できないようなら、ACアダプタ電源を買い替えるしかないですね。
この電源が五月蠅いのでこのケースはお勧めできません。
CPUファンが五月蠅いので、CPUとチップのクーラーを手持ちのマザーボードのチップ用フィンに変えてみました。
電源投入30分ぐらいでCPUの温度は70度になりました。ケースを付けると75度です。
アイドリングでこの温度だと音楽再生中に熱暴走する可能性があります。
もっと大きなフィンが必要ですが、大きすぎても収まらないので困りましたね。
PCオーディオ用にはCPUファン付きマザーボードは駄目です。これが判っただけでも良しとしましょうか。
CPUはやはりファン付きクーラーでないと駄目そうなので、静音ファンに交換します。
これでもケースを付けると50度になります。
ケースファンもファンコントローラ付きの静音ファンに換えました。
全体としては風切り音も小さくはなりましたが、気になります。
メモリも熱くなるので銅製メモリクーラーを追加しました。
ここまで音対策をやってきましたが、これ以上の対策は無理です。
というわけで、このPCはオーディオPCとして不採用となりました。
捨てたい気持ちですが、やなさんPCとの比較視聴まではレポートしたいと思います。
実は、高性能なファンレスPCをCore2Duoを使ってHTPC向高級ケースで作成という次のステップを計画していましたが、完全なファンレスが無理だと判りましたので、中止しました。
オーディオPCとしてはやなさんPCと、Mac mini(かMacBook)で追及したいと考えています。
昨夜、Wadiaからの刺客が発売(予約)になっていることを知って、速攻で予約しました。
Wadia 170I Transportという製品で、iPodから同軸デジタル出力を行えます。
ハイエンドなイメージのWadiaとしては破格の6万2千円です。
私のiPod touchはHDDではなくフラッシュメモリなのでHDDのノイズは出ませんから、この170Iを使えば、オーディオPCにも負けないのではないかと期待しています。
7月上旬には手に届くと思いますので、またレポートします。
製造元でプログラムの不具合が見つかり修正があるそうで、8月末頃に発売延期となりました。
時間はかかっても良いので問題のない製品が完成することを祈ります。
キューブ型PC
ケースが駄目だったので、こんなものを購入しました。
なんでしょう。
少し組み立てましたが、判りますか。
完成しました新ケースの前面からです。
スケルトンなのでよく見ないと判りにくいですが、Mac Cubeを彷彿させますね。
後ろはこうなります。
ケースファンの穴が開いていますが、ファンは付けません。
マザーボードとSSDを組み込んでみました。
両サイドにはアクリル板は付けていませんが、アルミのパンチング板にするつもりです。
シルバーと黒で悩みましたが、現物を見ないと判断できないので両方を注文しましたので、どちらになるかお楽しみに。トップも同じアルミパンチング板に入れ替えます。
フロントパネルはこのままスケルトンで行くか、裏から艶消し黒スプレーを塗るかは、サイドパネルがシルバーか黒のどちらかになるかで決めたいと思います。
旧ケースについて来た電源もうるさくて駄目でしたので、新たに電源を発注済みなので、届いたら新運転します。
電源が届くのが7月初めになりそうですので、旧ケースの電源を使って起動してみました。
SSDもリードに関しては2.5インチHDDよりも速いので快適です。
HDBENCHでベンチマークを採りました。
やなさんPCのHDBENCHベンチマークを次のようになります。
やはり、IntelがC7より速いですね。
比較の意味で、仕事マシン(E6850 3GHz)のHDBENCHベンチマークを載せておきます。
注文していた電源が製造元の製造工程で不具合が見つかったとかで、7月中旬まで入荷しないそうなのでキャンセルして、別な電源を注文したら直ぐに届きました。
ケースに付いていた電源部と同じ働きをするとは思えないほど小さいです。音もしません。
ACアダプタは別売で、電源に比べると大きいです。
マザーボードにセットすると、こんな感じです。
しばらく電源を入れて試しましたが、音もでないし、熱も出ません。
Mini-BOX picoPSU-120という製品ですが、これはお勧めです。
ここで、紹介しても良いのか迷いましたが、PCオーディオ関連ということで、こんなのをヤフオフで入手しました。
正面はこんな感じです。ライントランスです。
後ろはこうなります。
中身は、ウェスタンエレクトリックの古いトランス(119E)が二個入っています。
これをDAコンバータとプリアンプ間に入れると、PCオーディオで気になった高域がマイルドになり、
中低音が厚く聴こえます。これでCDプレーヤと競えそうです。
PCの方ですが、オリジナルのケースだとオーディオルームに置くには大きすぎる事に気付きました。
そこでこんな感じに改造しました。最初からパーツだけを購入して組み立てた方が安く付きます。
正面はこうなりました。
後面はこうです。
PCIブラケット部分はちょっぴり苦労しました。
上面はこうです。
底面はこうです。
中身は、マザーボードがやなさんPCに入れていたEX1000EGになっています。
ケーブルやサウンドカードもアルミテープ等でシールドしておきました。
なんだかジュラルミンケースみたいになってしまいました。
そこで、正面はアクリル版でスケルトンにしました。
写真だとまぬけな感じに見えますが、アクリルに光が反射して意外とカッコいいです。
裏から色をスプレーして中が見えない方が良いか迷っています。
ハード的には、これで完成とします。
後はソフトを何にするか検証していきます。
サウンドカードのチップやコンデンサに銅箔を貼ったり、裏面全面を銅箔とアルミテープで覆ってしまうと音が死んで(元気がなくしょんぼりして)しまいます。剥がしたら元気が戻りました。