Si5317デュアルジッタークリーナー基板

2014年4月1日 終了
コンパクトサイズのSi5317ジッタークリーナーデュアル基板です。

概要

コンパクトサイズのSi5317ジッタークリーナー基板が完成しましたので、更にデュアル化を目指します。
今回は、個人的な興味からの制作です。

Si5317デュアルジッタークリーナー基板

この基板は、CDトランスポータ等のBCLKとSCLKに含まれるジッターを減らすことが出来ます。
2つのクロックの入力周波数を自動判別して、Si5317の周波数テーブルの設定を行います。
更に入力と出力のクロックのSi5317による位相差も自動修正します。
設定から位相差自動修正までは、出力クロックが入力クロックとズレるのでノイズが出ますが、その間はミュート信号を出力しますので、DACの出力をミュートリレー基板に接続すれば、ノイズカットも出来ます。
ジッタークリーナーの対象周波数は、1MHz〜100MHzです。

このSi5317を使ったジッタークリーナーは、3つの基板から構成されます。
・デュアルSi5317基板
・デュアルコントロール基板
・ミュートリレー基板
使用する場合は、Si5317基板+コントロール基板の組み合わせと成ります。

基板サイズは、5cm×5cmです。
位相差修正中にノイズが出ないように出力をミュートする場合は、ミュートリレー基板を使います。

Si5317基板(Rev1.0)に1か所ミスがあり、パッチを当てないと駄目ですが、BCLKとSCLKの両方のジッタークリーニングが出来るところまで確認出来ました。
ミュート機能もうまく行きました。
UDA基板とP2D基板間でテストしていますが、176.2KHzと192KHzで音が出ません。
P2D基板に入る信号をオシロで観ましたが問題ありません。何故、音が出ないのかな?。
原因は、水晶発振器を1個にしたからみたいです。
Si5317を1個だけ動作させても問題ありませんが、2個同時に動作させると安定しません。
水晶発振器を2個にした基板を再制作して出直します。
調べた結果、P2D基板との相性のようで、P2DとDAC間だと問題ありませんので完成とします。

ソフトウェア修正でP2D問題は解決しました。

頒布について

・Si5317基板(部品セット込、Rev1.3)が5,200円
・コントロール基板(部品セット込、Rev1.3)が2,500円
・ミュートリレー基板(部品セット込、Rev1.1)が600円
※部品セットに関しては、制作マニュアルに記載してあります。

送料は、
普通メール便は190円
速達メール便は290円
※ミュートリレー基板を含む場合は、厚みが1cmを超えるので80円増しとなります。
レターパックライトは360円
となります。
注文時に指定が無い場合は、普通メール便とさせて頂きます。

希望される方は、私宛(yanaアットマークyanasoft.jp)まで、題名「デュアルジッタークリーナー基板頒布希望」でメールをください。
メールには、希望する基板名と枚数、発送方法の指定、送り先(郵便番号、住所、お名前、電話番号)を記入してください。
こちらから返信メールで振込金額と振込先をお知らせします。

製作マニュアル

Rev.1.2は、マイコンのソフトウェア修正により一部説明修正しました。
Rev.2.1は、Si5317基板とコントロール基板を改版しました。
Si5317デュアルジッタークリーナー基板(Rev.2.1)の制作マニュアル DJC_2_1.pdf
Si5317デュアルジッタークリーナー基板(Rev.1.2)の制作マニュアル DJC_1_2.pdf
Si5317デュアルジッタークリーナー基板(Rev.1.1)の制作マニュアル DJC_1_1.pdf
Si5317デュアルジッタークリーナー基板(Rev.1.0)の制作マニュアル DJC_1_0.pdf

マイコンの書き換えサービス

P2D基板との相性問題ですが、マイコンのソフトウェアの修正で解決できました。
Rev1.1とRev1.2もマイコンのソフトウェア修正で、P2D基板との相性問題が解決します。
ロックするまでの時間も短くなり、PLL Loop bandwidthもLowestを設定するようにしました。
ファームウェアの入替を希望される場合は、郵便でマイコンだけ(静電気防止のスポンジに挿して)を送って頂ければ書き換えて返送します。
基板名を書いたメモと返送用の切手と封筒も同封してください。
郵便料金は封筒のサイズと重さで違いますので、以下を参考にしてください。
通常の封筒なら第一種郵便物/定形郵便物/50g以内、複数個だと第一種郵便物/定形外郵便物/100g以内でしょう。

郵便料金表

※普通メール便での返送を希望される場合は、82円切手を同封してください。
私の送り先が判らない方は、私宛に私信メールをください。