BuffaloIIIの組み立て
Twisted Pear Audio社から出ているThe Buffalo III Digital-to-Analog Converterの2CHのステレオモード用の制作紹介です。
Buffalo-III Integration Guideを先に読みましょう。
参考になれば良いのですが。
最初に、基板上の部品の保護とはんだ付けがやり易いように、基板にスペーサを取り付けます。
裏面のJ1〜J12、JPCM1〜JPCM3にショート抵抗をはんだ付けします。
付属のショート抵抗は大変小さいので、ピンセットとショート抵抗を入れておくお皿を用意しました。
ショート抵抗を付ける部分の片方(私は右利きなので右側)にはんだを盛ります。
ピンセットでショート抵抗を挟んで、先ほど盛ったはんだを半田ごてで溶かしながら、横にスライドさせて取り付けます。
写真では上から取り付けているように見えますが、基板上に置いて横に動かしてください。
同じ要領ですべてをはんだ付けします。
残りの片方もはんだ付けして完了です。
次は、コネクタを取り付けます。
付属していないコネクタもありますので、紹介しておきましょう。
左上から右に、
・電源端子(付属)
・3ピンヘッド(付属)
・EHコネクタ3ピン(I2C用、自前のマイコン制御をしなければ不要)
・基板用ピンソケット3ピン(DVCC用)
・EHコネクタ3ピン(アナログ出力用)
・基板用ピンソケット4ピン(付属、AVCC用)
・入力用10×2列ピンソケット(付属)
左中から右に、
・外部IO用12×2列ピンソケット(付属)
・基板用ピンソケット3ピン(VDD_XO用)
・基板用ピンソケット3ピン(VDD用)
・基板用ピンソケット4ピン(付属、AVCC用)
左下から右に、
・2ピンヘッド(LED用で直付けなら不要)
・2ピンヘッド(LED用で直付けなら不要)
・EHコネクタ3ピン(アナログ出力用)
・2ピンヘッド(デュアルモノ時のアドレス設定用、デュアルモノで使用しない時は不要)
※一番下のピンヘッドは2ピンヘッドを切り出し用で基板には付けません。
全てのコネクタをはんだ付けします。
ノイズを拾いやすいので、裏面に飛び出しているピンはニッパーでカットしておきます。
レギュレータ電源基板に、付属の抵抗をはんだ付けします。抵抗は裏側から差し込みます。
4個の電源基板がありますが、区別できるように、裏面に電源名(DVCC,VDD,VDD_XO,AVCC)を書き込んでおきます。
レギュレータ電源基板に、ピンヘッドをはんだ付けします。
ピンヘッドを直に指で持つとはんだ付け時にやけどしますので、基板用ピンソケットに差し込んで持つと良いでしょう。
完成したレギュレータ電源基板の裏面です。
完成したレギュレータ電源基板の表面です。
レギュレータ電源基板を本体基板に差し込んで、完成です。
ミュート用とロック用のLEDは、基板用ピンソケット2ピンに繋いでみました。
ケースに入れる際は、フロントパネルに取り付けれるようにケーブルでつなぐといいでしょう。
LEDの足の長い方がアノード側、短い方がカソード側になりますので、基板にプリントしてある−>|−の左側にアノードを接続します。
※極性を間違えないようにしましょう。
BuffaloIIIはDAC内蔵ボリュームを使いますので、付属のボリュームを繋がないと音が出ません。
ボリューム制御を使いたくない場合は、基板上のADCの3.3VピンとPB4ピンを付属のショートピンで、ショートします。
ボリュームの黒線はGND、紫線はPB4、赤線は3.3Vに繋げます。
EHコネクタにケーブルを接続します。
写真の一番上のピンには完成したケーブルが刺さっています。
真ん中のピンは刺す前の状態です。棘のある面を上に刺します。
一番下のピンは棘のない面側です。
EHコネクタのケーブル端子をケーブルに取り付けた状態です。
圧着用の専用工具を持っていないので、ペンチを使っています。
真ん中の部分でケーブルをはんだ付けして完成です。
SIDECARボードを組み立てます。
後で出てくる4-Channel S/PDIF (or AES-EBU) Input ボードと、I2S入力を切り替えるための基板です。
SIDECARボードに、トランジスタと抵抗とダイオードをはんだ付けします。
トランジスタの向きと、ダイオードの向きは間違えないように注意します。
SIDECARボードに、リレーを3個と、コネクタをはんだ付けして完成です。
リレーの向きを間違えないように注意します。
10×2列ピンコネクタも、切りかけ部分が下になるようにします。
4-Channel S/PDIF (or AES-EBU) Input ボードを組み立てます。
R1-R4は、3種類の抵抗が用意されていますが、SPDIF入力なので75Ωを使います。
S/PDIF Input ボードに、抵抗、トランス、コンデンサ、コネクタの順で、はんだ付けします。
入力端子は4個を連結してからはんだ付けします。
トランスの向きを間違えないように注意します。
※写真のトランス方向は間違っていました。写真とは上下逆にしてください。
10×2列ピンコネクタも、切りかけ部分が下になるようにします。
SPDIF入力切替スイッチ基板は、ボリュームの位置を間違えないようにします。
4個のLEDは、実際にケースに取り付ける時にケーブルで繋ぐので、ここでは未接続です。接続する際はLEDの極性を間違わないように注意します
SPDIF入力切替スイッチ基板の裏側です。
BuffaloIII基板の外部IOコネクタと接続するための4ピンヘッダをはんだ付けします